記憶とお皿とポタージュスープ

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幼い頃、体調を崩すと必ず作ってくれた母のポタージュスープは、たっぷりの野菜を煮込んで作ったものでした。

にんじん、玉ねぎ、じゃがいもだったり、かぼちゃやトマトが入っている事も。

こども用に作っているので、にんにくは少なめ。

ローリエを一枚。

たくさんの野菜を煮込む事で野菜から出汁が出るので、味付けはシンプルに塩だけで十分。

 

このスープが飲みたくて体調不良のフリをした事が何度かあります。

母には見抜かれてるんですけどね、当時私はうまく騙せているつもりでした。

 

今は体調不良でなくても、家でひとりのランチ時によく作ります。

材料は、冷蔵庫の残り野菜。

 

ホーロー鍋にオリーブオイル、香味野菜、メインの野菜、にんにくを入れ、火を付けて甘みが出るまでじっくり炒める。

弱火で炒めます。焦がさぬ様気をつけながら。

使う野菜によって入れる水の量を変えて、ローリエと塩を少々入れて煮ていきます。

トマトなどの水分の多い野菜を使う場合は、お水を入れなくても大丈夫な時もあります。

ブレンダーやミキサーでピューレ状にしたら、牛乳や豆乳を少しずつ入れ混ぜる。弱火です。

沸騰前に味を整え火を止める。

お皿によそって、お好みで生クリームやオリーブオイル、挽きたての胡椒や刻んだパセリを乗せて完成。

 

お昼に飲みきれなかったスープは少し味付けを濃くして冷蔵庫で冷やせば、夕食時には冷製ポタージュに。

味を濃い目にする事で、冷たくなっても塩気を感じられるし、ワインのおつまみにもなる。

 

写真は先程作った大根のポタージュ。

お皿は鹿児島 kobo syuro 比地岡陽子ちゃんの作品です。

普段はこのお皿に煮物を盛り付けることが多いのですが、大根のポタージュの白色が映えそうだったので合わせてみました。

 

お皿を眺めて、何を合わせるかを考えながら献立やレシピを組み立てていくのはとても楽しい。

お皿を眺めているだけで半日過ぎてしまう事も多々あります。

好きな事をやっていたり考えていたりすると、あっという間に時間って経っちゃいますね。

  

時間を掛けて何かを創り出した時、とても満たされた気持ちになります。

更にそれを誰かと共有し、思いを共感する事で、更に心が満たされる。

 

ポタージュスープを作る事、そして食べる事で満たされた私は、今とても眠いです。

満たされた事で訪れる眠気もまた最高…